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デイビーウェイビーの体のためになるお話

デイビーウェイビーとは、OfficialDaveyWaveyという名前で活動しているアメリカのフィットネストレーナーです。YouTubeでトータル一億再生回数を誇る、いわゆるYouTubeの寵児

私が彼と出逢ったのは、自らのセクシュアルアイデンティティーに悩む中、ぐだぐだと動画を検索していたときでした。彼はオープンリーゲイで、カムアウトしたときの動画をアップしていて、それを見てとても勇気づけられたのを覚えています。
更に、彼がポストした中でとても好きなビデオは、LGBT,LGBTQフレンドリーな年配の方々に、ゲイについてどう思うかインタビューしたこの動画。
「WHAT DO YOU THINK OF GAY SEX?」
ゲイのセックスについてどう思うかというストレートな質問をぶつけられて、
「I HAVE NOT HAD IT IN YEARS」「I THINK IT IS WONDERFUL.HAVE IT. A LOT OF IT WHILE YOU CAN」
「そういえば最近してないねえ」と答える上品な老婦人や、
「とっても素晴らしいと思うよ。やれるうちに沢山やっときなさい」と若者を鼓舞する老紳士に、とても癒されました。
上の世代の人たちの言葉はやはり説得力があるし、彼らが、LGBTQを公然と認めてくれるのはとても意義があることだと思います。

デイビーウェイビーは最近出世したのか、(それとも知らなかっただけで前からそうだったのか)、なんとオンラインのアップルストアに商品を出すまでになっていました。
それが、DAVEYWAVEYFITNESS.
アップルストアで検索すると、4ドル前後で、スペシャルフィットネスの動画を配信しています。

更に、デイビーウェイビーは資格を持ったトレーナーだけあって、栄養学方面も知識が豊富です。

「ダイエットするときに大半の人が陥るワナ」という記事で、興味深い記述がありました。

<カロリー制限について>

Starvation. To lose weight, a calorie deficit is necessary. A good calorie deficit occurs when we consume fewer calories through dieting and burn more calories from exercise. However, some dieters take things to the extreme and severely restrict calories to less than 1,200 for women and 1,500 for men. Caloric intake at this low level results in a massive slowdown in the body’s metabolism; energy is conserved to keep you alive. Eventually, you’ll need to eat. And when you do, your metabolism will be so slow that weight gain is unavoidable. Starvation is unhealthy and counterproductive.

DAVEYWAVEYFITNESS:TOP 7 Diet mistakes より

体重を落とす為に、カロリー制限は勿論必要です。しかし、多くのダイエッターが、過度に制限をかけているようです。女性で一日1200カロリー以下、男性で1500カロリー以下は、ダイエットにふさわしくありません。なぜなら、慢性的にこのような低カロリー生活を続けていると、体は生きるため、代謝を落とします。エネルギーは大事に保存されることになり、そして結局は食べなくてはなくなります。そのとき、代謝は更に落ちて、体重増加は避けられなくなります。

過度のカロリー制限は間違いなく非生産的です。

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運動をして適度に食べる生活を続けるのが、地味だけれども一番の近道のようです。

さらに体重を毎日図ったりするのは意味がないそうです。筋肉が増加しても体重は増えるからです。

より推奨されるのは、体脂肪率の測定と、ウエストの測定だそうです。

過度のカロリー制限は、また危険でもあります。

ある拒食症を患っていた女の子は、慢性の栄養とカロリー不足で、18歳の若さで心臓発作を起こし、亡くなりました。過度の食事制限は、腎臓、肝臓に負担をかけ、低カリウム血症などの電解質異常を引き起こし、最悪の場合は人間を死に至らしめます。

人は、食べなければ生きていけません。

私が思うのは、なぜ人々(女性)は過度にやせ願望を持つのかということです。もちろん、体脂肪率が50%、体重が100KGの方はやせなければ健康によくないでしょう。しかし、例えば160CM、57KGで何が悪いのでしょうか?160CM、64KGで誰かに迷惑をかけるでしょうか?

私は小学校高学年~中学生にかけて、自分の体型にコンプレックスを持っていました。そして、食事を十分に食べず、いつも調子が出ない状態でした。

デイビーウェイビーが言ったように、過度の食事制限によって食欲は増幅して、間食が増えて、結局大して痩せませんでした。

その時、たしか私はそんなに太ってなかったと思います。BMIに照らし合わせても、十分に標準的で健康的な体重でした。60KGもいっていなかったと思います。

しかし、日常生活で聞こえてくる、主に男子による私たち女の体への評価や嘲りの言葉、メディアで垂れ流される「細さ=正義」信仰などによって私の目は曇らされました。そして、不必要な劣等感と、自己嫌悪を植え付けられ、常に太ることを恐れる、楽しくない学校生活を送ることになりました。

次に、デイビーウェイビーのコラムで気になったのは、

Is honey healthier than sugar? はちみつは砂糖より健康的か

です。

ここでは、はちみつは、砂糖よりも、若干多くのビタミンなどを含んでいるが、グラム数あたりの甘味もカロリーも砂糖より高く、よって、同じ甘さにするためには、砂糖より少ない量にする必要があるが、自然のものだからといって格段に体にいいわけではないと言っています。

一般的に私たちはカロリーを取り過ぎる傾向にあるので、どちらも私たちの健康に与える影響はさほど変わらないそうです。

更に、普段から疑問に思っていたことを解決してくれたのが、この記事。

フルーツジュースは炭酸飲料よりも健康的か

ここでデイビーは、答えはノーだと言っています。

多少の差はあるかもしれないけれども、両方とも糖分を取り過ぎることには変わりないそうです。

りんごジュースの場合、コップ半分ほどでりんご一個分のカロリーに相当するばかりか、りんごの肝心の食物繊維がすべて取り除かれているので、こうなると健康的とはいえません。更に、仮に100%のジュースだったとしても、それはとても甘く、甘味への依存性を高めることになるので、体への有害性は炭酸飲料とさして変わらないようです。

私も、常々100%のフルーツジュースは健康にとって無害なのか考えてきました。炭酸飲料や、人工甘味料や着色料の塊のジュースは飲まない主義なのですが、100%フルーツジュースは飲んでいました。しかしそれはとても甘く、カロリーもあるので、これは無制限に飲んでいいものだろうかと思っていました。フルーツジュースであっても、糖分を多々含んでいる以上、甘いモノへの依存性を高め、結果として他のスナック菓子やスイーツを消費する量が加速してしまい、太るというのは新しい発見でした。デイビーは甘いモノ依存について、別の記事「甘いモノ依存症」でも書いています。スイーツは麻薬のようですね。