英国の研究者がWHOのショック状態への不適切なガイドラインに警告

BBCによれば、英国の医師が、ショック状態にある乳幼児に大量に輸液するのは危険だとWHOに勧告しているが、2015年に出版されるWHOのガイドラインにはそのような警告を入れる予定はなく、それが子供を大量に死なせることになると嘆いているそうです。生命の危機にある患者は感染症や体液の喪失によってショック状態に陥ることがあります。それにより、血圧は変化し患者の顔は青白くなります。一般的にこのような状態にある患者への対処法は、即座の大量輸液です。しかしながら、このような治療法は子供に限っては不適切であり、時に致死的であると”Mortality after Fluid Bolus in African Children with Severe Infection”という記事を書いた一人、Karthryn Maitland氏は主張します。重篤なショック状態にある子供にたいしてゆっくりと輸液をした時より、急速にしたときのほうが死亡率が高くなるという調査結果に基づいたものです。このような警告を受けても、WHOの対応は頑なであり、一つの調査結果しかないじょうたいで、ガイドラインの変更はできない、と返答しています。

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