巻き爪と斜頸

*パスワード解除しました。2015/7/7

結構前から左足の親指の爪が巻いちゃっててなるべく刺激しないように歩いてたんだけど、病院に行かずに治る「巻き爪ブロック」なるものがあるようだから試してみようかなあ。パンプスもヒールも履かないし、左足しかならないところから察するに、これも斜頚の名残が影響しているよう。基本的に首の左前側が突っ張って伸びないので、立っているとき、左足に垂直に体重がかからない。こういう些細なことでも、積もり積もっていけば体に負担がかかる。先天性筋性斜頚で損傷する「胸鎖乳突筋」(図3参照)は、左右それぞれの鎖骨の中央と胸骨から頭がい骨の耳の後ろあたりの乳状突起にむけて走る太い筋肉で、首の中の筋肉群では一番面積が広い。この筋肉は、頭と首の廻旋を助けるのと同時に、息を吸うのを助ける呼吸筋でもあり、体全体のバランスをとる体幹筋でもある。だから、ここが悪いと平衡感覚も悪くなったり、体全体がゆがんだりして、酷い場合には、ずっと放置されたひどい斜頚の場合には、脊柱側湾という、背骨が曲がる病気になることもある。そこまでいかなくても私のように、ふだんの生活でまっすぐ立つのが難しかったり、まっすぐ物を見るのが難しかったりといった症状をきたすこともある。また、専門書には、現代医学ではあまり知られていない筋筋膜性疼痛症候群という筋肉が痛む病気の原因となるトリガーポイントを形成・持続させる要因として「斜頚」とはっきり書いてある(図1参照)私の場合はまさにこれで、トリガーポイントが件の「胸鎖乳突筋」にできたわけではないけれども、その付近の、項の真下の「項靭帯」という靭帯や、「後頭下筋群」という後頭部の奥のちっちゃな筋肉の塊などに頑固なトリガーポイントができ、およそ10年に渡って私を苦しめ、私の青春を黒く塗りつぶしていた。斜頚が治らない限りトリガーポイントはでき続けるだろう。話がだいぶそれてしまったが、とりあえず今度は、斜頚の治療と平行して巻き爪の治療をやってみようと思う。
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(図1)

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追記: 2015, 7/6

最近巻き爪専門治療院に行ったところ、斜頸が巻き爪(と魚の目) の原因になっているのは十分考えられるとのこと。巻き爪はスパンゲによる、プラスチックのプレートを爪に貼る方法で、痛みがかなり軽減した。治療自体もあまり痛くない。料金は一回一枚約5000円。爪が治るまではひと月に一回程度貼り替えが必要とのこと。

 

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